あらゆる時テーマ:【あらゆる時】 私はあらゆる時に主をほめたたえる。 私の口には、いつも、主への賛美がある。 私のたましいは主を誇る。 貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。 詩篇34:1~2 あらゆるという言葉を辞書で調べると、「ある限りの。」「すべての。」とありました。 この詩篇を歌った著者ダビデはこの時、どのような状況であったか見てみたいと思います。 詩篇34のはじめに小さな文字で書いてあるのを読みましょう。 「ダビデによる。彼がアビメレクの前で気違いを装い、彼に追われて去ったとき。」とあります。このことは、Ⅰサムエル21:10~15に詳しくあるので少し見てみたいと思います。ダビデはサウルに命を狙われ、追われていました。そしてその逃亡生活の途中に、ガテの王アキシュのところに身を寄せようとしましたが、そこにもダビデの噂は伝わっていました。 それを恐れたダビデは、暴れたりひげによだれを流し、気が狂ったふりをしてその場を逃れました。 そのときに、ダビデは「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。」と告白したのです。 リビングバイブルではこのように訳されています。 「何が起ころうと、私は神様をほめたたえます。 どんな時にも、神様の栄光と恵みを人々に伝えます。 神様のあたたかい思いやりの数々を誇ります。 失意のある人々は気を取り直しなさい。」 私たちはどのようなときに主を賛美するでしょうか? 機嫌のよいときだけでしょうか? 教会に来た時だけでしょうか? みんなが歌っている時だけでしょうか? 何が起ころうと、どんな時にも...というのは 悲しみの時、苦しみの時、恐れに満たされる時、絶望の淵にいると思われる時... そんな時も含まれます。 主を見上げてください。詩篇34:5には 「彼らが主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた。」とあります。 主を仰ぎ見ましょう。賛美をささげましょう。 ポリアンナ物語というアニメが20年程前やっていましたが、この少女は「よかったさがし」をいつもしていました。 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。」とのみことばをもとにお父さんがポリアンナに感謝することを教えるために遊びっぽく教えたのですが、少女はどのような苦境や困難に行き会ってもそこでつねに感謝することを学びました。 苦しみや悲しみに囚われ止まりつづける時、そこには怒り、憎しみ、恐れぐらいしか生れません。 しかし、私たちのことを心配してくださるお方にその重荷をゆだねるとき、私たちの顔は輝き、賛美と感謝がそのくちびるに生れるのです。 私たちは、神様の変わらないみことば、愛と真実のゆえに賛美をささげるのです。 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。 私のうちにあるすべてのものよ。 聖なる御名をほめたたえよ。 わがたましいよ。主をほめたたえよ。 主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」詩篇103:1~2 |